スマホアプリを
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スマホアプリ開発
2013年11月18日
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スマホアプリに期待する役割〜機能を限定すべきか、たくさん盛り込むべきか

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スマホアプリ制作の仕事をしていると、様々な業種のお客さまとお話する機会があります。ウェブメディア・EC・小売・飲食・教育機関・不動産などなど・・・。

共通していることは、アプリ自体が本業ではないこと。そして、スマホ時代に対応して既存のビジネスをサポートするためにアプリ制作を考えているということです。

 

お客さまは「機能をたくさん載せたい」傾向が強い

アプリに限らず、どのような種類のシステムでもこの傾向はありますが、「あれもこれも」と機能を詰め込む傾向があるように思います。

この気持ちは非常によくわかります。自分自身で企画を考えている時、やはり色々と機能を載せたい気持ちになります。最大公約数的な考え方で、多くの機能があれば、様々なニーズに対応でき、ユーザの裾野が広がると考えます。

また企業の場合、上司や他部門からの意見を反映せざるを得ないケースもあるのではないかと思います。メインで関わっていない人の意見は、時に第三者視点で非常にありがたいのですが、逆に、全体との整合性が考えられておらず、思いつきレベルであることもあります。そのため、アプリ企画担当者としては非常にハンドリングが難しく、それらをそのまま取り込むことによって、機能が増える傾向があるように思います。

 

アプリ制作の基本は機能を削ること?

IT業界は非常に勉強会が盛んで、アプリの企画・開発・プロモーションについて、様々な勉強会が開催され、各社・各自がどのような考え方で取り組んでいるのか、聞くことができる機会が数多くあります。それらを聞いていると、圧倒的に「いかに機能を削るか」というスタンスでアプリを制作しているケースが多いように思います。

実際、弊社で自社アプリを企画する際も、いかに機能を削るか、という点を何度も議論します。

「機能を削る」ということは非常に勇気がいる決断で、「レビューで○○機能がない!」と書かれて星1つをつけられかねません。しかし、スマホの画面サイズには限りがあります。機能が多くなると、ぱっと見で使い方がわからず、多くのユーザにとって使い勝手の悪いものになってしまいがちです。そのため、アプリ制作を行っている会社の中では、「いかに機能を削るか」という点が重要な視点になっています。

 

アプリの目的をシンプルに

「何をするアプリか一言で表してください」

極端ですが、この質問に一言で答えられないアプリは、企画を整理しなおした方が良いように思います。そのくらいの気持ちで取り組まないと、「機能を削る」ということは非常に難しいです。

弊社がお手伝いしたアプリで、非常に良い例があります。
MAGASEEK SALEサーチ」というアプリです。ご存知の方も多いかと思いますが、ファッションECの大手「マガシーク」さんのセール通知アプリです。

ECアプリといえば、一般的に、購入できるまでをイメージすることが多いかと思います。しかし、多くのサイトでは、すでにPCサイト・スマホサイトがあり、もしアプリにもカート機能・決済機能などを作った場合、サイトと機能が重複しており、二重投資になってしまいます。

そこで、「MAGASEEK SALEサーチ」では、「セールの通知」に特化したアプリになっています。プッシュ通知でタイムセールなどの告知し、そこからECサイトに誘導しています。それ以外の機能は一切ない、非常にシンプルでわかりやすいアプリです。

最初にこの企画を伺った時は、あまりのシンプルさにこちらが驚いたのですが、アプリとサイトの役割が明確で、非常に有効な活用方法だと思います。

 

いずれにせよ、スモールスタートが大事

「さすがにそこまでシンプルな企画ばかりではない」という声が聞こえてきそうですが、いずれにせよ、まずは最小限の機能に限定してスモールスタートで行くべきかと思います。

アプリに限らずどのようなサービスでもそうですが、本当の意味でのユーザのニーズ・反応は、アプリを出してからでないとわかりません。弊社では、お客さまのアプリだけではなく自社アプリをいくつも出していますが、ユーザから反応がいい機能は、必ずしも事前の予想と一致しません。

一気に開発するのではなく、少しずつ、ユーザの反応を見極めながら、必要な機能を取捨選択していく進め方が良いと思います。

 

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