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スマホアプリ活用 スマホ市場動向
2016年03月14日
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全てがスマホで完結する今、加速するスマホオンリー・モバイルオンリーへの流れ

記事イメージ

スマホの普及によってパソコンが使えない若者が増えているという記事が少し前に話題になりました。
そもそも何ができればパソコンが使えるということなのか?という議論もありますが、スマホの普及によってちょっと前までならパソコンの出番だった場面でも今はスマホで事足りる、むしろスマホの方が早かったり、便利な事があるのは紛れもない事実です。

テレビ、音楽、ニュース、コミュニケーション、情報検索、買い物、学習など、生活する上でのありとあらゆる事がスマホで完結するようになってきた今、スマホオンリー・モバイルオンリーは当然の流れと言えるでしょう。

スマホファースト・モバイルファーストからスマホオンリー・モバイルオンリーへ

3年前のGoogle社主催イベントでは既に「もはやモバイルファーストではない、オンリーだ」と言われています。
スマホファースト・モバイルファーストとは、パソコンよりもスマートフォン向けのコンテンツを優先する動きを示す言葉です。
対してモバイルオンリー・スマホオンリーはその言葉通りです。

今やスマホ販売台数はAndroid、iOSともにPCを上回り、その利用者も若年層だけでなく高齢者層にも年々浸透してきています。
その結果ほとんどのサービスにおいてPCからのアクセスは減少傾向にある一方で、スマホからのアクセスは増加傾向にあるでしょう。
そのためPC向けよりもモバイル向けを優先するスマホファースト・モバイルファーストは当たり前となってきていますが、爆発的なスマホの普及スピードによって、すごい勢いで次の段階のスマホオンリー・モバイルオンリーの流れきているということです。

各ジャンルにおけるスマホ利用状況

【EC・ファッション】

ニールセンの調査によるとスマホでのインターネット利用時間は70%を占めています。
カテゴリ別で見ると大手EC、ファッションサイトではスマホでの利用時間がPCを上回っているという結果です。
PC利用の方が多いサービスはスマホ対応度合いや利用者層によるものと予想されますが、スマホ利用が増加傾向にあるのは間違いないでしょう。

インターネット利用時間シェア PC vs. スマートフォン
出典:ニールセン【インターネット利用時間シェア PC vs. スマートフォン 2015年7月】

【動画】

テレビをあまり見ない、もしくは全く見ずにネットや配信サービスなどを使って動画視聴する人たちが増えている、いわゆるテレビ離れと言われる現象が起きていると言われています。
現在日本で最も利用されている動画サービスと言えばYoutubeとニコニコ動画ですが、どちらもスマホ利用者数はPCの1.5倍以上となっています。

日本とアメリカの「ビデオと映画」カテゴリの利用状況 PC vs. スマートフォン
出典:ニールセン【日本とアメリカの「ビデオと映画」カテゴリの利用状況 PC vs. スマートフォン 2015年8月】

最近では各テレビ局のオンデマンドサービスに加え、複数社が連携するTverや定額制サービスのHulu、Netflix、Amazonプライムなど日本でも様々なサービスを耳にするようになりました。
ニールセンのビデオ・オンデマンドに関する調査によると、テレビ局系・定額制共にスマートフォンからの利用者数がPCを大きく上回っています。
各局複数のオンデマンド配信や定額制サービスと連携して、露出にも力を入れているため急速に認知度は上がっている印象です。

PCとスマートフォンからの各VOD 利用者数
出典:ニールセン【PCとスマートフォンからの各VOD 利用者数 2015年11月】

【音楽】

2015年は音楽ストリーミング元年とも言われ、日本でも本格的に定額制のストリーミング音楽配信サービスが開始され始めました。Apple Music、Google Play Music、LINE MUSIC、AWA Music、AmazonプライムMusicなど。
月額1000円前後で(Amazonは325円)曲が聴き放題ということで、実際に契約もしくは試してみた人は多いのではないでしょうか。
どれが台頭してくるかはまだわかりませんが、音楽ストリーミングサービスの浸透によってもスマホ依存度はより高まるでしょう。

【SNS・コミュニケーション】

日本でのメッセージサービスと言えばLINEですが、その利用者数は全世代で85%を超えており、10代女性においては99%という結果が出ています。
これは十分にメールの代替インフラになったと言える結果でしょう。
LINEもそうですが、10代女性で高い利用率を誇り、昨年の利用率が1.5倍という成長を見せたインスタグラムはスマートフォンでメイン利用する前提で作られ、PC対応は後からというサービスです。

世代別SNS・コミュニケーションアプリ利用
出典:MMD研究所【世代別SNS・コミュニケーションアプリ利用】

【ニュース】

ニュース閲覧の媒体は既にスマホがテレビを大きく引き離しトップという調査結果が出ています。
見たい時に見たいジャンルのニュースを見れる、定期的にプッシュ通知してくれる、さらに動画ニュースも閲覧可能となれば当然の結果でしょう。
ニュースアプリは大手からニッチなジャンルによるものなど様々あり、ユーザは自分の好みに合わせてアプリもコンテンツも取捨選択するようになっています。

ニュース閲覧時、使用する媒体:デバイス
出典:LINE【ニュース閲覧時、使用する媒体/デバイス】

世界のスマホ市場

ここで一度世界に目を向けてみましょう。
前回の記事に詳しく書いていますが、アメリカ、中国、ヨーロッパなどの先進国のスマホ市場は飽和状態に達していて、買い替え市場となっており、2016年の年間出荷台数の伸びは1桁台にとどまると予想されています。
その一方で今後5年はインドやインドネシア、中東、アフリカといった新興国でのスマホ市場の急成長が期待されている状況です。
こういった新興国にはPCを持たない、持てない低所得層、貧困層世帯が多くいます。
こういった層は自動的にスマホオンリー・モバイルオンリーとなっていきます。
それは先進国における低所得者層においても同じです。
PCが買えるが必要無い、欲しくても持てない、理由は違えど世界的もスマホオンリー・モバイルオンリーの流れが進んでいるということです。

日本ではメルカリ、フリル、インスタなどスマホメインのサービス利用率が急増

メルカリもフリルもインスタグラムもPCサイトが充実してきたのはアプリの人気が出てからです。
ここ1、2年で急成長しているメルカリに至ってはパソコンからの購入が可能になったのは本当につい最近のことです。
スマホからの閲覧、利用が多いのだからスマホに力から入れるのは自然の流れです。
こうしたスマホに特化したサービスは今後ますます増えてくるでしょう。

まとめ

今やスマホはメールや電話をするだけのただのツールではなく、スマホを持つ多くの人にとって生活に密接に結びつき、無くてはならないモノとなっています。
それゆえに自分にとって有益なアプリを取捨選択し、その生活をより充実させようとします。
あらゆるジャンルでスマホ活用が当然となり、それに伴いスマホ利用時間も増え、スマホサイト・アプリの重要性はますます高まっていくでしょう。
スマホオンリー・モバイルオンリーの流れによって、C向け(一般ユーザ向け)であれば今後はPCサイトより先にスマホサイト、アプリ制作をして、リリース・運用し人気が出てからPC対応をするかどうかを考えるというのが主流になっていくかもしれません。

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