スマホアプリを
ビジネスに活かすブログ

スマホアプリ開発
2013年06月19日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

iPhoneアプリ・Androidアプリ開発で対象とするOSバージョンの検討ポイント

7232140_m_list

ウェブサイトにおいて、IEのバージョンをどこまでカバーすべきかという議論が尽きないのと同様、スマホアプリについても、対象とするOSバージョンをどこまでとするか、迷うところです。そこで、いくつか検討のポイントを整理したいと思います。

まずは、検討の前提となる情報の確認です。

 

日本におけるiPhoneの端末・OSバージョン

日本で最初に発売されたiPhoneは、iPhone3Gで、OSはiPhone OS2.0でした。
*この頃は、まだiOSではなくiPhone OSでしたね。懐かしい。

その後、端末は、iPhone3GS、iPhone4、iPhone4S、iPhone5と発売されています。OSは、iPhone OS3.x、iOS4.x、iOS5.x、iOS6.xとバージョンアップしていきました。

 

日本におけるAndroidの端末・OSバージョン

日本で最初に発売されたAndroidのOSバージョンは1.5でした。その後、2.x系があり、現在は4.x系が主流です。

各メーカーがそれぞれAndroidをカスタマイズして販売しているため、機種依存がかなりあります。そのため、iPhoneと異なり、OSのバージョンだけでなく、機種まで意識する必要がありますが、ここでは、OSのバージョンに絞って検討します。

 

現在のOS別シェア

現在のiOSのバージョン別シェアは以下のようになっています。
iOS6.1:58%
iOS6.0:26%
iOS5.1:13%
iOS5.0:2%
iOS4.3以下:1%
CyberZ社調査結果より(2013年2月)

 

現在のAndroidのOSバージョン別シェアは以下のようになっています。
Android 4.2:2.3%
Android 4.1:26.1%
Android 4.0.3 – 4.0.4:27.5%
Android 2.3.3 – 2.3.7:38.4%
Android 2.3 – 2.3.2:0.1%
Android 2.2:3.7%
Android 2.1:1.7%
Android 1.6:0.1%
Wikipediaより(2013/6/14時点)

 

AndroidよりもiOSの方が新しいバージョンへの移行が進んでいるようです。

 

検討のポイント

スマートフォンの買い替えサイクルは、1.7年程度のようです。
GfK Japan調査より

毎年新機種に買い換える人もいますが、多くの人は、契約の関係上、2年前後が多いのではないでしょうか。そのため、「2年前に発売されていたOS」が1つの目安になります。

2年前(2011年6月)だと、iOSは4.2、Androidは2.2または2.3です。

前述のOS別シェアと見比べると、iOS4.xはシェア1%、Android2.2はシェア3.7%ですので、考慮しなくても良いかと思います。そのため、iOSの場合はバージョン5、Androidは2.3以降を基本的なラインとして考えます。

 

アプリの内容によって検討する

先ほどの基本路線に、アプリの特徴を加味して考えます。

例えば、主婦層をターゲットとしている場合、一般的にOSのバージョンアップに積極的でなかったり、2年以上の前の端末を使用している割合が高い傾向にあります。そのため、先ほどの基本ラインよりも昔のOSまでサポートした方が良いかもしれません。

また、機能的に新しいOSでないと実現できない場合、または極めて効率が悪い場合、思い切って、古いバージョンは対象外としたりします。

 

対象バージョンをどうするか、という議論はウェブの世界でもずっと続いています。特に、IE6があったこともあり、かなり古いバージョンまで対象とする流れがあります。

しかし、スマホアプリの場合、OSのバージョンによって機能もかなり異なりますし、古いOSが搭載されている端末は、端末スペックもかなり悪いため、ユーザが満足するレベルの操作感を実現できないケースが多いです。

古いバージョンまでサポートするためには当然コストもかかります。
OSのバージョンアップや買い替えなど、ある程度のサイクルで新しいものに切り替わっている現状と費用対効果を考えると、メジャーバージョンで2世代を軸に、開発時のシェアを加味して、マイナーバージョンを区切るのが良いかと思います。

 

TOP