スマホアプリを
ビジネスに活かすブログ

インタビュー
2013年08月04日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

なぜ、ウェブメディアが、スマホアプリを導入したのか?【インタビュー前編〜導入の理由とは〜】

P1010900_list

数々のウェブメディアの運営に関わり、シクロチャンネルのコンテンツマネージャーも務めているスタジオプレゼント株式会社の佐藤奨(さとうつとむ)氏に話を伺いました。佐藤氏のインタビューは、前編で導入の背景というテーマで紹介させて頂き、インタビューの後編は、マルチスクリーン時代のスマホアプリ活用というテーマで紹介させて頂きます。

 

 

 

ーーー 先日、編集長の継松氏から、スマホアプリ導入に関するインタビューを伺わせて頂いたのですが、コンテンツマネージャーの視点からのも、導入の背景を伺わせて頂けませんでしょうか?

はい。シクロチャンネルでのアプリ導入に関しては、非常に前向きに考えていました。というのも、サイトのコンテンツを、より多くの方に見て頂きたいということとの他、ユーザーのエンゲージメントも強化することが出来るのではないかと思い、アプリの導入を考えました。

 

ーーー 導入後の効果、例えば、サイトのアクセスはどうでしたか?

サイトのアクセスは上がりました。アプリ導入の他に、さまざまな施策を走らせており、シクロチャンネルでは、この半年で以前より約5倍くらいの視聴者数を獲得出来ていますが、アプリは、その中の一つとして、とても効果があったと思います。

アプリ導入後、サイトのアクセスも増加

 

よくスマホアプリをつくるなら、アプリライクなスマホサイトを用意すれば、同じGoogle Analytics内などでアクセス管理するのが容易だし、アプリは必要ないのでは?という意見もあるのですが、アプリライクなスマホサイトは、本来システムもコンテンツ量も大規模すぎて、アプリ化が困難な大規模サイトが仕方なく行うものであって、シクロチャンネルのような、業界に特化したメディアのユーザービリティの向上を最優先すると、アプリというカタチにした方が、操作性を向上させやすくユーザーのメリットは大きいと考えておりました。

そして、実際にアプリをリリースして、アクセスが向上しました。ユーザーのメリットを第一に発想したからこそ、シクロチャンネルでの媒体接触が増え、結果的に双方のアクセスが向上出来たのではないかと思っています。

 

ーーー アプリの導入前から、全体のアクセスは、下がらないと見込んでいたとのことですが…

はい。よく、こう思われてしまうのですが、ウェブサイト(&アプリ)の場合、同じコンテンツが、PCサイトにも、スマホサイトにも、あったら、どちらかのアクセスが下がってしまうと思われてしまうのですが、ウェブの場合、特にウェブメディアの場合は、それは違うと思っています。

ウェブメディアも、テレビのそれぞれのチャンネルと同じように同時間帯の視聴者数の奪い合いみたいな比較をされてしまうのですが、その前提条件として、テレビの場合12個のチャンネルボタンがあって、その中で、いかにその時間の視聴数を奪うのか?というのは当てはまりやすいのですが、ウェブメディアの場合は、テレビと違い、一個のコンテンツに接する滞在時間が短いですし、スマホでのアクセスまで含めると電波が繋がりさえすれば場所も時間も制限されません。

そうなると、いかに、いつでもアクセスしてもらえるか?いかに、ウェブサイトを記憶してもらっているか?直接サイトにアクセスしてもらえるか?という”記憶”の部分がとても大事だと考えています。

しっかりと、記憶されるメディアになる。そのためには、ユーザーとのエンゲージメントを強化することがとても大切だと考えていて、その考え方の延長としてスマホアプリを考えると、ユーザーに気に入ってもらえれば、スマホの画面にいつでもアイコンが存在することになりますし、更新情報があれば、プッシュ通知も出来て、メディアとの接触回数も増やしやすい。ゆえに、サイトを多くの方に記憶して頂く環境が出来るので、アクセスは下がらないと見込んでおりました。

 

ーーー 実際に、エンゲージメントの観点では、アプリ導入後、どのような効果が得られたと考えていますか?

効果には、いろいろな尺度があると思いますが、特に大きな効果としては、ウェブサイトの、ブランドキーワードの流入数の増加だと思います。

アプリ導入前に比べ、平均値で2倍以上の方が、”シクロチャンネル”などのブランドキーワードでサイトに検索エンジンから流入してくれるようになりました。

そのキーワードで検索してくれる方が増えているということは、アプリ導入によって、サイトを多くの方に記憶して頂く環境が整ったことが、要因であると考えています。

 

ーーー アプリの導入は、どういうサービス(企業に)向いていそうでしょうか?

ウェブメディアを運営されている場合は、そのウェブメディアのスマホ用アプリのリリースをぜひお薦めしたいです。自社メディア(オウンドメディア)でも同じですね。あとは、スマホアプリの場合は、ダウンロードして頂いた方に、定期的に情報配信するというカタチがつくれますので、パーミション型のマーケティングツールとしてもアプリは役立てるのではないでしょうか。

次回のインタビュー後編では、シクロチャンネルの取り組む、マルチスクリーンの実例から、マルチスクリーン時代のスマホアプリ活用について、紹介します。

 

TOP