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スマホアプリ開発
2013年06月21日
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「お子様いくつ」アプリにみる、継続的に使われることの重要性

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ヴェルクで出している「お子様いくつ」という友達・親戚などの子供の名前・年齢を管理するアプリがあるのですが、このアプリの軌跡が非常に興味深いので、これを題材に、ビジネスでスマホアプリを活用するにあたって重要なポイントを考えたいと思います。

 

 

 

 

初めは反応が薄かった

ヴェルクという会社を立ち上げて、最初に作ったアプリが「電車で座る」という電車で座るためのアプリで、これが賛否両論巻き起こり、初日からかなりツイートされるなど、非常に話題になりました。
このアプリは、作っている本人たちはいたってまじめに作ったのですが、世間的には「ネタ」的な捉え方が一般的で、それによってツイッターで拡散した、という形でした。(批判もかなりありましたが・・・)

その次に出したアプリが、この「お子様いくつ」というアプリで、これは真逆の展開で、リリース後あまり話題にならず、スローなスタートでした。まさに、アプリの難しさを痛感したスタートでした。

 

ゆっくりながら着実に利用者が増えていく口コミ効果

非常にスローなスタートでしたが、「iPhone女史」さんや「ワオっち!」さんに掲載して頂き、そこから、少しずつダウンロードが増え始めました。一般的に、レビューサイトの効果は数日間だけです。しかし、数は多くないものの、毎日一定数、少しずつですがダウンロード数が増えていきます。おそらく「口コミ」効果です。

ダウンロード数でアプリを評価すると失敗アプリなのですが、一度使った人からの評価は非常に高い傾向にありました。また、一般的に、一度使ったらそれっきりになってしまうアプリが多い中、アクティブユーザが非常に多いのも特徴でした。

おそらく、ニーズにはしっかりあっていて、だからこそ口コミで広がっていったのではないかと思っています。

 

リリースから1年近く経ってからAppBankに掲載

リリース時にレビュー依頼を出したものの、取り上げてはもらえなかったのですが、半年以上経った後、AppBankにてレビューを掲載して頂きました。これまでのイメージだと、最初に取り上げてもらえなければ、もうダメかと思っていましたが、こういうパターンもあるのですね。

どういう経緯で掲載して頂いたのかはわかりませんが、ユーザのニーズにあっており、評価が高いことが、掲載に繋がったのではないかと思っています。

 

継続的に使ってもらえることの重要性

最初に例に上げた「電車で座る」アプリは、話題性・ツイート数という点では成果を残しましたが、結果的に、いわゆる「ネタアプリ」的な印象のため、継続的に使われてはいません。

一方、「お子様いくつ」は、「電車で座る」のような派手さはないものの、きちんとニーズを捉えていたため、継続的に利用されており、特にプロモーションを打っているわけではありませんが、継続的にダウンロードされ続け、着実にユーザ数を伸ばしています。

一般的に、アプリは初速が大事と言われ、リリースと同時に広告を集中投下し、一気にランキングを上げて、ランキングに入れば、自然流入が見込めるので、それでランキングを維持する、というのが定石です。

しかし、AppStoreもGoogle Playも、ランキング上位はゲームや定番アプリが多く、また広告もかなり打っているものが多いです。このブログのテーマである「ビジネスで活用するアプリ」という点では、そういう手法でダウンロード数を伸ばすことは難しく、またあまり効果的ではないと思います。

逆に、ビジネスにおいてスマホアプリを活用する場合、「既存のお客さま」という基盤がありますので、不特定多数にアプローチして、ランキング上位を狙う戦略ではなく、ユーザのニーズをしっかりと捉える堅実さが、継続的に自社のビジネスをサポートするアプリとなる秘訣ではないかと思います。

 

アプリを出す際、「アプリを出してランキングに入らなかったら終わり」「ダウンロードされなかったらどうしよう」という不安は必ずあります。しかし、この「お子様いくつ」のような例もあります。ビジネスでアプリを活用するという視点においては、過度にランキングを意識するよりも、ユーザが必要としている情報をしっかりと考えて、それを既存の顧客基盤を軸に提供することによって、継続的にアプリを利用して頂き、結果として、自社のビジネスにプラスになるのではないかと思います。

 

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