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アプリのアイデア スマホアプリ開発
2013年10月14日
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【アプリのアイデア】ECアプリは引継利用を狙う

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スマートフォンでの普及とともに、スマートフォンでのEC利用も増える傾向があります。大手ECサイトは独自にアプリを開発していますし、ECサイトのASPサービスでもスマホ対応を行っています。

しかし、実際に、ECサイトを運営している方々とお話すると、「スマホサイトへのアクセスはあるものの購入に繋がっていない」という声をよく聞きます。もちろん、扱っている商材やユーザ層にもよるため一概には言えませんが、PCサイトでは売れるけれども、スマホサイトでは売れない、というケースは一定の割合であるようです。

 

Google調査結果から見るマルチスクリーン時代のユーザの傾向

先日、Googleが、非常に興味深い調査結果を発表しています。

多くのユーザがPCとスマホ、PCとタブレットなど、複数の端末を利用シーンに合わせて使い分けている状況を「マルチスクリーン」と読んでいます。そして、「スマホからPC」「スマホからタブレット」など、端末を変えて、同じ行動を引き継ぐことを「引継利用」と読んでいます。

ショッピングにおいては、この引継利用に注目する必要がありそうです。

ECにおけるスマートフォンからPCへの引継利用

画像:マルチスクリーンワールドより

 

上記は、Googleの調査結果ですが、マルチスクリーンにおけるユーザのショッピングの起点の実に7割がスマートフォンです。しかしながら、そのうち7割近くがPCへ引き継いでいます。これは、おそらく、移動中などにスマートフォンで閲覧し、帰宅してからPCで購入する、などの引継利用が考えられます。

一方、スマートフォンでそのまま購入するケースは、「その場の思いつき」が72%となっていることから、タイムセールや数量限定品など、限定感のある商品の場合は、そのままスマートフォンで購入するケースが多いのではないかと思います。

 

引継利用を想定したECアプリのコンテンツ設計

ショッピングにおける「スマホ→PC」の引継利用が、約7割という非常に高い割合を示していることから、引継利用を想定したスマホアプリのコンテンツ設計が必要ではないかと思います。

例えば、スマートフォン上で、会員登録をしたりお届け先住所を登録したりするのは面倒です。
また、多くのECサイトでは、バナー等が多く表示されていますが、スマートフォンの場合、小さい画面でバナーが多く表示されるのは見にくいですし、表示も遅く、ユーザが離脱してしまう可能性もあります。

そこで、スマートフォンでは、引継利用を想定し、PCと同様の機能を提供するのではなく、「あとでもう少ししっかり見てみよう」と感じてもらうことに軸を置くのが良いのではないかと思います。

 

ECアプリを出す場合は、位置づけを明確にする

最近のECサイトの多くは、PCだけではなくスマホサイトにも対応しています。ASPサービスや、EC-CUBEのようなオープンソースのパッケージでも対応しています。

 

では、わざわざアプリ化する必要はないのではないか。

 

サイトと同じ機能を持たせるようであれば、アプリ化は不要だと思います。

スマホサイトを比べて、アプリ化のメリットは、
・画像をさくさく見せることができる(サイトでも作りによりますが一般論として)
・プッシュ通知が使える
ではないかと思います。

そこで、いわゆるEC的な発想で、カテゴリや検索機能を用意し、会員登録やカート機能を用意するのではなく、それは既存のもの(PC・スマホサイトの機能)を使えばいいと思います。

「(商材・ユーザ層にはよりますが)スマホサイトでの購入率が低い」「スマホからPCへの引継利用が多い」という点を考慮し、アプリは、「商品を魅せる」ことに特化し、頻繁に、興味をひくような商品を写真中心で発信していきます。

このように、ECアプリでは、既存顧客を中心に、厳選した商品を発信し、プッシュ通知で流入を図り、接触率を上げることで、引継利用によるPCサイトでの売上アップを狙う、という活用の仕方も良いのではないかと思います。

 

*当然ですが、商材・ユーザ層によるため、あくまで「アイデアの一つ」としてお読みください。

 

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