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2014年02月17日
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Youtubeチャンネルの開設から約1年間で、100万回の再生を突破して見えてきたこと〜インタビュー前編〜

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シクロチャンネルのYoutubeの総再生回数が、チャンネル開設から、約1年間で100万回の再生回数を突破したとのことで、改めてシクロチャンネルのコンテンツマネージャーを務めるスタジオプレゼント株式会社の佐藤奨(さとうつとむ)氏に、「Youtubeチャンネルの開設から約1年間で、100万回の再生を突破して見えてきたこと」をテーマにインタビューを行なった。

 

 

 

ーーーー■ 約1年間で100万回の再生回数を突破して、何か感じていることはありますか?

テレビ番組の動画や、有名人や有名ブランドやアーティストの動画のコンテンツでもなく、日本のメジャースポーツでもない自転車競技のメディアで、この1年で100万回の動画再生回数を達成出来たことは、そこそこいい数字なのではと感じています。

 

ーーーー■ 確かに、テレビなどマスメディアによく取り上げられるようなメジャーな分野ではないコンテンツで、1年間でYoutubeの再生回数100万回の数値は、到達が難しいと感じます。

ありがとうございます。恐縮です。

 

ーーーー■ ちなみに、100万回に到達するまでの間に、何か見えてきたことはありますか?※このインタビューでは、テクノロジー観点で見えてきたことを中心に伺えたらと思います。

はい。Youtubeのテクノロジーの観点では、いくつかあります。一つは、動画の脇に「関連動画」がズラリと表示され、今見ている動画に似ている動画が、脇に並ぶ状態という機能のメリットを感じています。例えば、シクロチャンネルですと、シクロチャンネルの中の、同じ特集で括っている動画が「関連動画」に表示されやすくなります。 Youtube関連表示

 

ーーー■ なるほど。確かにこの「関連動画」の機能、画期的ですよね。

はい。例えば、同じ映像という括りの中では、テレビの番組を見終わった後に、その番組に似た動画が、すぐ側に関連番組が出て来ることは無いですからね。

Youtubeの場合は、一個一個の動画が比較的、短いということもあるのでしょうけれど、この「関連動画」というのは、インターネットでコンテンツを提供する身としては、非常にありがたい機能なんです。 事実、シクロチャンネルの動画へのトラフィックソース(流入経路)のうち、現在32%の方が「関連動画」からのトラフィックとなっています。

 

ーーーー■ 32%も。約3分の1の方々が「関連動画」からのアクセスなんですね。

そうなんです。約3分の1のユーザーが「関連動画」からのトラフィック(流入)なんです。

ただ、この「関連動画」からのトラフィックは徐々に上がってきた数値で、運用当初の3ヶ月間の「関連動画」からの流入は10%程度、その後の3ヶ月間は20%台、運営9ヶ月からの3ヶ月間は30%台に乗ってきており、徐々に伸びてきています。

 

ーーー■ Youtubeは、アカウントの運営期間が長くなれば「関連動画」からの流入も増えると?

はい。私自身、いくつかのYoutubeでのチャンネル運営に関わっているのですが、どれも、Youtubeアカウントの運営期間が長くなるうちに、関連動画のトラフィックも伸びやすい傾向があると感じます。 それと、同じようなテーマの動画を数多く保有した方が、関連動画に表示されやすいので、動画を数多く公開しているYoutubeアカウントで、同じようなテーマの動画を数多く保有すれば、「関連動画」からの流入数字が伸ばしやすくなると感じます。

 

ーーーー■ なるほど。

それから、もう一つの機能、多くのYoutubeユーザーの方は、かなり前から気がついていることかもしれませんが、Youtube画面は、チャンネル登録や再生履歴を元に「あなたへのおすすめ動画」が表示され、利用者の属性に合わせた動画が紹介されます。 この「関連動画」や「あなたへのおすすめ動画」は、いかにもこれからの時代らしい機能というか、テクノロジーの大きな転換かと思うんです。

 

ーーーー■ なるほど。この辺りはテクノロジーの大きな変化の一つですよね。

はい。 この「関連動画」や「あなたへのおすすめ動画」は、言い換えると、動画(コンテンツ)自身が、自らユーザーを探しに行く状態です。 YouTubeおすすめ動画

情報との接点という視点でこれまでの、ざっくり約10年間のインターネットは、特定のキーワードを、検索エンジンに入力して、検索結果が出て来るという、いわゆる自ら情報を探しに行く【サーチ(検索)】が主流だったように思います。

ここ3年くらいは、【ソーシャルメディア】を介して、知り合いや友人などがシェアした情報が、自分のアカウントのタイムラインに表示されることで、その情報を起点に新たな情報を知る方法が加わり、去年くらいからGunosyですとか、Anttenaなど、インターネット上にある膨大な情報の中から、ユーザーに合った情報をキュレーションする新たなテクノロジーのサービスが普及してきました。

Youtubeの「あなたへのおすすめ動画」も、ユーザーの情報に基づいたおすすめなので、キュレーションに近い機能ですね。自転車スポーツが好きな方には、自転車関連の動画が出てくると思いますし、例えば、シクロチャンネルの編集長は、バスケも好きなので、「あなたへのおすすめ動画」にはバスケの動画ばっかり出てきてましたね。

 

ーーーー■ 確かに、情報の接点にキュレーションが加わったことも大きな流れですよね。

シクロチャンネルが約1年間で、100万回の再生回数を達したのは、シクロチャンネル自身で、良質なコンテンツづくりを心掛けてきたことも大事な要因と感じています。

一方では、このようなキュレーションの新しい波に乗れたことも、コンテンツ配信側として恩恵を受けられ、再生回数が伸ばせた要因だと思っています。

ウェブの情報との接点を、大きな流れで言うと、これまでの自ら探す【サーチ(検索)】に、【ソーシャルメディア】や【キュレーション】も加わったことで、コンテンツが探されるだけのものから、コンテンツ自体がテクノロジーの進化によって、見て欲しい方を見つけに行く流れも出来ました。

今回の100万回の再生に到達出来たのも、この新たなテクノロジーが加わったことも大きな要因と感じていますし、デジタルマーケティングにてコンテンツマーケティングが非常に注目されているのも、こうしたテクノロジーの進化が影響していると感じます。

次回のインタビュー後編では、コンテンツマーケティングの観点で考える、アプリと動画コンテンツの相性について、紹介します。

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