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スマホアプリ開発
2013年06月01日
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「スマホアプリ」と「サイトのスマホ対応」、それぞれのメリット・デメリット〜前編

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スマートフォン対応を考える場合、ウェブサイトをスマートフォンに最適化する対応を行うか、スマートフォン向けのアプリを制作すべきか、よくご質問を頂きます。

一般的には、ウェブサイトのスマートフォン対応のみ行なっているケースや、使用しているCMSがスマートフォン対応しているため、自動的に対応しているケースなどが多いようです。

しかし、PCとスマートフォンでは、ユーザの動向が大きく異なるため、それぞれの特長を踏まえた上での戦略が必要です。

 

スマホアプリのメリット

■スマホでは、ユーザはウェブよりもアプリの方が利用頻度が高い

一般的に、「スマホ=アプリ」というイメージが強く、ニールセンの調査では、2012年末時点で、スマートフォンでは、ウェブサイト(ブラウザ)よりもアプリの方が、利用頻度・回数ともに約2倍という結果が出ています。また、スマートフォンにおけるウェブ利用のうち、Googleなどの「検索」の割合がかなりあると言われています。

そういう背景から、ユーザのインターネット利用がPCからスマートフォンにシフトしてきているからと言って、単純に、ウェブサイトをスマートフォン対応しただけでは、ユーザの利用実態にあわせた情報の提供ができていない可能性が高いのが現状です。

そのため、アプリを提供するということは、ユーザの利用実態にあわせた方法での情報提供になります。

 

■プッシュ通知によるダイレクトな通知

Pattoのバッジ機能、情報コンテンツへのクリック率を高められる

プッシュ通知は、アプリの大きなメリットの一つです。アプリに対してプッシュ通知を送信することで、スマートフォン上にポップアップでメッセージを表示したり、アプリアイコン上にバッジ表示することができます。これにより、ユーザの注意を引きつけ、アプリを使ってもらう、新しい情報を見てもらうことが可能になります。

ウェブサイトの場合、ユーザが能動的にアクセスする必要があります。そこで、従来は、再訪を促すため、メルマガがよく使われていました。しかし、メルマガの開封率は年々低下しています。また、PC向けメルマガをスマートフォンで閲覧するケースが4割以上と言われており、情報の提供の仕方に変化も求められています。

一方、プッシュ通知は、頻繁に行うとユーザに嫌われる傾向がありますが、適切なタイミングで、必要な情報を通知することは、ユーザにとってもメリットがあります。単純な比較はできませんが、一説では、プッシュ通知の開封率は、メルマガの数倍はあると言われており、ユーザに情報を見てもらうという効果も十分期待出来ます。

また、iPhoneではバッジ表示ができるため、ユーザアンケートで、多くのユーザが「これがあると、とりあえずアプリを開いてしまう」と言うように、開封効果は非常に高いです。

 

■表示速度・操作性

一般的に、アプリとウェブサイトを比較した場合、表示速度や操作性において、アプリの方が優れているケースが多いです。ウェブサイトも日々進化していますが、やはり作り上、アプリの方が優れたユーザビリティを提供出来ます。

前述のとおり、ユーザは、スマートフォンにおいては、ウェブよりもアプリの方が利用する傾向にある理由の一つとして、こういうユーザエクスペリエンスの違いもありそうです。

 

■常の手元にあることによる認知・記憶の向上

毎日使うスマートフォンのホーム画面にアイコンを配置CMや広告は、繰り返し目にすることによって商品・サービスを消費者の記憶に留め、購入・利用に繋げようとしています。ウェブサイトでも、ユーザの認知度を高め、繰り返し利用してもらうためには、同様に、ユーザの記憶に留まる必要があります。

スマートフォンのホーム画面にアプリのアイコンがあることにより、ユーザは無意識のうちに、アプリのアイコンや名前を見ることになります。もちろん、メインで使うアプリ以外は、毎日見ないかもしれません。しかし、アプリとしてインストールされていれば、少なくともウェブサイトよりは目に入る機会は多く、ユーザに気づいてもらい、再訪を促すことができる効果が期待できます。

 

スマホアプリのデメリット

■インストールしてもらう壁

アプリは当然インストールしてもらう必要があります。これが最も大きな壁です。まず認知してもらう必要があり、また、アプリをインストールしてもらうことのメリットを伝える必要があります。

ユーザ基盤が全くない状態でアプリを出す場合は、広告出稿も含めたプロモーション戦略が必要となるでしょう。しかし既にウェブサイトを持っていたり顧客基盤がある場合、そこで告知することで、効率的に認知してもらうことができます。アプリを出す場合は、どのようにユーザに認知してもらうか、合わせて考える必要があります。

 

■開発コスト

アプリ開発はコストがかかるウェブサイトに比べてアプリの方が、開発コストが圧倒的にかかってしまいます。また、iPhone・Androidの両方に対応となるとなおさらですし、古い機種までカバーするとなると更にコストがかかります。

ウェブサイトでも、ブラウザのバージョンの違いなどはあるものの、一般的に、アプリに比べて圧倒的にコストは低く、手軽に作ることができます。

 

■運営上の柔軟な変化

キャンペーンの実施や特集など、急な変更に素早く対応できるのもウェブサイトのメリットの一つです。アプリの場合、アプリの改修と申請(iPhoneの場合はAppleの審査に1〜2週間必要)で時間がかかってしまいます。

そのため、アプリでは、バナー等によるキャンペーン告知などを行い、キャンペーンサイトへ誘導するなど、ウェブサイトとは違った形での対応が必要となります。

 

後編では、サイトのスマホ対応のメリット・デメリットについて考えたいと思います。

 

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