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2015年04月08日
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見積もり依頼前に考ておきたいスマホアプリの開発費用を左右する10のポイント

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スマホアプリを制作したいと思った時にまず気になるのが見積もりです。
アプリ制作には一体いくらくらいかかるのでしょうか。

アプリ制作はWeb制作と似ているようで違う部分も多いため、サイト上で簡単に実現できることが意外と大変だったりもします。
開発言語は何にするのか、サーバ連携の有無など要件によっても見積もり額は大きく変わってきます。
よくアプリ見積もりで数十万程度というものもあれば100万、200万〜となる場合もあるのはこのためです。
そこで、より正確な見積もりをもらうために、見積もり依頼をする際に考えておくべき事をまとめてみました。

1.対応OS

iPhone、アンドロイド両方のアプリに対応するのか、どちらか一方でいいのかを決めましょう。
国内をターゲットとしたアプリの場合、現在の日本でのシェア数を考えるとどちらか一方という選択はあまりないかもしれません。
– iOS:52.4%
– Android:45.4%
(2015年1月時点)

どちらか一方でリリースしてみてユーザの反応によってもう一方を順次リリース→アップデートしていくというのはやり方の一つとして有ると思います。

参考:OS別販売シェア数比較

2.アプリの種類

ネイティブアプリ、ウェブアプリ、それともハイブリッドアプリにするのかを決めましょう。
聞きなれない方も多いと思いますが、それぞれ簡単に特徴を説明します。

ネイティブアプリ

GooglePlay、AppStoreからダウンロードして使うアプリで、アプリ制作というとこちらをイメージされる方が多いと思います。

【開発言語】iPhone:Objective-C、アンドロイド:Java
【メリット】カメラ機能、位置情報、プッシュ通知などのデバイスの機能を最大限活用できる。
【デメリット】開発言語が異なるため開発コストが多くなる。

ウェブアプリ

ストアからダウンロードするのではなく、ブラウザにアクセスして使うアプリで、中身は動的なWebサイトです。

【開発言語】HTML5+CSS+Javascript
【メリット】ウェブサイトと同じように開発できる。
【デメリット】ネイティブほどの速度は出ない。アプリストアに載せられない。

ストアに載らないので、ウェブアプリにする場合はプロモーションをどうするかをよく検討する必要があります。

ハイブリッドアプリ

名前の通りネイティブアプリとウェブアプリのハイブリッドで、フレームワークを使うことによりネイティブアプリが作れるというものです。

【開発言語】HTML5+CSS+Javascript(フレームワークを使う:PhoneGap、Titanium他)
【メリット】ネイティブ機能が使える。アプリストアに載る。
【デメリット】ネイティブほどの速度は出ない。

今では60%以上のユーザがストアの検索でアプリをDLしているというデータもあるので、ストア検索の対象となるかどうかはとても重要です。
それぞれメリット・デメリットがありますし、アプリ要件や予算によってもどのタイプにするかは変わってきます。
そして、この選択はとても重要です。
なぜなら後でやっぱり変更したいとなっても、技術的には全く異なるため時間とコストが同じくらいかかってしまう場合があるからです。

3.対応OSバージョン

2015年3月時点でiOSバージョンシェア数は以下の通りです。
iOS7もまだ20%あるのでしばらくは対応OSはiOS7以上というのが現実的でしょう。
逆に3%のiOS6以下にも対応しようとすると、OSバージョンによって提供されるデザインやUI部品機能に違いがあるため開発コストが膨らんでしまいます。

iOSシェア率

 

出典:Linkman

アンドロイドのOSシェアは以下です。昨年リリースされたAndroid 5.0(Lollipop)はまだまだですが4.1.x系以降がほとんどなので、4.0.x系を考慮するかどうかという選択になると思いますが、アンドロイドは機種がとても多いので、対応バージョンが増えるほどテスト工数が膨らみます。

android_os_share

出典:Google Android Developers

OSシェア数についてはコチラにも書いているので参考にしてください。

4.デベロッパーアカウントの有無

以前の記事でも書いていますが、iPhoneアプリはiOSデベロッパープログラムへの参加(価格は為替レートによって変動あり)、アンドロイドアプリはGooglePlayデベロッパーアカウントの登録がそれぞれ必要となります。

別アプリをリリースした事があって、既にアカウントを持っている場合は新たに取得の必要はありません。
※iOSデベロッパープログラムの有効期限が切れている場合でも更新料を支払えばまた利用可能です。

5.アプリの目的

自社サービスへの集客用としてのアプリなのか、アプリ自体でマネタイズを考えているのかなど目的はさまざまだと思います。
ユーザニーズやターゲット層なども含めしっかり伝えましょう。
ここの認識が違っているとUI設計、デザインを考えるうえでもずれが生じてくるのでぶれのないようにしたいところです。
競合サービスが存在するのかなどもわかっていると比較しやすくて◎です。

6.機能要件

アプリの目的によって必要となる機能要件も決まってくると思いますが、プッシュ通知や位置情報、カメラ機能などアプリ独自の機能を使う場合、追加費用がかかることがあります。
また、サーバ連携、データベース連携が必要な要件であれば別途費用、開発期間が必要となります。

7.設計イメージ

流れとしてはアプリ目的、機能要件から具体的な設計に落としこんでいくのですが、すでに導線イメージ、設計イメージがある場合は最初に伝えておきましょう。
ただし、アプリ開発にはiPhone、アンドロイドそれぞれUI設計に関するガイドラインが存在します。
iOSヒューマンインターフェースガイドライン
Android Design

このガイドラインには、どのようなUI設計が各OSにとって最適かが定義されています。
これに反しているとiPhoneアプリの場合はリジェクト(審査で不合格)となったり、使い勝手の悪いアプリとなる恐れがあるので開発会社とよく相談した上でベストなものを決めていけると良いでしょう。

どのようなiPhoneアプリがリジェクトになるのかも是非知っておきましょう。
iPhoneアプリ審査のリジェクト事例

8.デザイン

・自社のデザイナーさんがデザインする場合。
・デザイン会社などに外部委託する場合。
・クラウドソーシングサービスを利用する場合(クラウドワークス, ランサーズなど)
依頼パターンはいくつかあると思いますが、デザインによって技術的なカスタマイズが必要となる場合もあるので早めにベースを用意して共有できると良いでしょう。

アプリデザイン経験がないデザイナーさんにお願いする場合は、前項のガイドラインに必ず目を通してもらってください。
アプリ固有の作法も多く、iOSとアンドロイドでは方針が異なる部分もあるので要注意です。
エンジニアと確認しながら進められると手戻りも少なくスムーズに進められると思います。

また、アプリデザインはWebサイトと違い書き出しパターンが多いです。
iPhoneとアンドロイドではもちろんサイズが違いますが、同じiPhoneでもiPhone5とiPhone6とでは書き出しサイズが異なります。
機種が増えて後でもっと高解像度の画像が必要になるというケースもあるので、PhotoshopやIllustratorなどの元データは必須です。

プロトタイピングをしよう!

「機能要件」「設計」「デザイン」のイメージを開発会社に伝える手段としてプロトタイピングツールを使うととても効率良く進みます。
プロトタイピングツールは開発チーム内だけでなく、開発前のアプリイメージの共有ツールとしても大変有効です。
デザイン画像だけでももちろんいいのですが、ツールを使うことによってアプリイメージがよりしやすくなるのと、要件が伝わりやすいので是非活用してみましょう。
◯◯っぽいアプリ、かっこよくなど抽象的なイメージだけで進めてしまうと、いざ形になったらイメージが違っていたということになりがちなので注意しましょう。

アプリ開発前にペーパープロトタイピングを行うべき理由

9.申請

開発会社に代行してもらうパターンと、開発だけお願いして申請は自社で行うパターンとあります。
検索すればある程度情報はありますが、デベロッパーアカウントでの作業は慣れていないとわかりにくい点も多く、作業量もあるので経験者でないと時間がかかってしまうかもしれません。

10.リリース時期

リリース予定時期によっては開発時間や実装可能な機能が限られてしまう場合があります。
タイトなスケジュールは避けましょう。
初回リリースで完璧なアプリを目指す必要はありませんが、あまりに使えないアプリを出してしまうとマイナスイメージがついてしまったり、ひどい評価が並んでしまうリスクもあります。
また、iPhoneアプリには審査が必要で1〜2週間ほど見ておく必要があります。
リジェクトされれば修正→再審査にさらに時間がかかるので余裕をもったスケジュール間で進められるようにしたいところです。

最後に

アプリ企画の際には競合アプリや評判の良いアプリなどなるべく多くのアプリを触っておきましょう。
細かく検証しなくてもいいので、ざっとでも触ってみる事が大事です。(iOS、アンドロイド両方見れると◎)
百聞は一見にしかずで使い勝手はガイドラインや説明だけではなかなか理解できないものです。

「設計」や「デザイン」の部分でも書いているように、アプリ開発では初期フェーズから企画者(クライアント)、エンジニア、デザイナー間で共有すべき事項が多く、それはアプリの完成度にも大きく影響してきます。
見積もり時にどのような体制で進めていくかも確認しておくと良いかもしれません。

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